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第4回単独公演曲目

更新日:2023年9月17日


---弦音巴とは

「津軽三味線集団 弦音巴」とは、「津軽三味線を広める」というミッションを掲げて活動している、慶應義塾大学公認団体です。

今年で創立9年目を迎え、総勢43名で活動をしています。年20回ほどイベントなどに出演し、演奏をしています。




◼︎第4回単独公演曲目


ーーー 前半 ーーー


1曲目

◼︎津軽願人節

 伊勢参りの旅人や願人坊主などによって全国各地へ広まったとされる伊勢音頭の派生唄の一つ。オープニング曲にしては比較的マイナーかつ渋い1曲です。←代表イチオシ!


2曲目

◼︎津軽よされ節 (合奏)

 津軽五大民謡の一つ。「よされ」の意味は諸説あるが、「まぁよしなさい」という意味であるとする説が有力。他に貧困や凶作の世は去れという意味の「世去れ」であるとする説も。津軽らしいリズム、にぎやかな曲調が特徴です。迫力ある合奏をお楽しみください。


3曲目

◼︎津軽あいや節 (ソロ)

 津軽五大民謡の一つで、その中でも唯一メジャースケールの曲。明るい音色を津軽特有のリズムに乗せる。九州の「牛深ハイヤ節」という酒盛り唄が北前船によって津軽へ運ばれて転じてできた。二年生によるソロ演奏。


4曲目

◼︎津軽小原節 (ソロ)

 津軽五大民謡の一つで、その曲調は津軽らしい哀愁を帯びている。津軽あいや節が南へ下り塩釜甚句になり、その後再輸入する形で誕生した。昔はこの歌が流行すると凶作になるといわれたとか。二年生によるソロ演奏。


5曲目

◼︎雪月花

 津軽三味線集団疾風(はやて)さんの現代曲。津軽らしい厚みのある響きと艶のある音色、少し長めのソロパートに注目。二年生の学年曲。


6曲目

◼︎津軽じょんがら節 (ソロ)

 津軽五大民謡の中でも一番有名な民謡で、唯一の四拍子の曲。三年生によるソロ演奏。


7曲目

◼︎講師演奏

ー 津軽塩釜甚句

 塩を作るために海水を塩釜に汲み入れるときに唄った作業唄。「あいや節」が南下し宮城県民謡「塩釜甚句」となった後、それが再輸入され「津軽塩釜甚句」となったとされる。プロの圧倒的な撥捌きをお楽しみください。


ー 秋田荷方節

 民謡とは思えないほどリズミカルで疾走感のある曲。難易度の高い曲の一つとしても有名。名前の由来は「新潟節」がなまったとする説が有名。秋田三味線特有の指運び、撥捌きをお楽しみください。


ーーー 後半 ーーー


8曲目

◼︎六段

 津軽じょんがら節の中で一番有名な練習曲で、どんな流派とでも合奏できる曲。津軽三味線に必要な技術が詰め込まれており、この曲をマスターできれば脱初心者と言える。大迫力の大人数合奏!


9曲目

◼︎津軽あいや節 (合奏)

 ソロ演奏の解説で述べたように「牛深ハイヤ節」が北前船とともに北上し派生してできた曲であるが、「牛深ハイヤ節」は他にも様々な派生曲を日本海側に残した。本合奏ではその一つである新潟民謡「佐渡おけさ」と、通常の「あいや節」から半音下げた「半音あいや節」を組み込んで演奏。陽気で溌剌とした曲調と哀愁漂う曲調、二つの曲調のコントラストをお楽しみください。


10曲目

◼︎三彩

 柴田三兄妹さんの現代曲。

3つのパートが織り成す、彩り豊かなハーモニーと、会話をしているかのような掛け合いの部分に注目。

お互いの顔が見えるよう、扇型の座席配置で演奏します。新社会人生活を控えた、4年生による合奏です。


11曲目

◼︎津軽三下り (ソロ)

 津軽五大民謡の一つで「馬子唄」から転じたとされており、調弦の名前「三下り」がそのまま名前となっている。哀愁があると表現されることが多く、のびやかかつ艶やかに演奏されがち。二年生によるソロ演奏。


12曲目

◼︎津軽よされ節 (ソロ)

 津軽五大民謡の一つ。前半に合奏で弾いた曲のソロバージョン。ソロならではの迫力ある叩きと澄んだ音色がアピールポイント!!


13曲目

◼︎お祭りパート

  ー 弥三郎節

 姑の嫁いびりを数え唄にして唄った封建的な津軽民謡。だいたい10番まで唄われることが多く、1~3番までが弥三郎が嫁をもらう内容、それ以降はいびられる様子が具体的に唄われる。かなりリズミカルではあるが、津軽三味線の威圧感と曲調の陰鬱さとが相まって嫁の怨みつらみが聞こえてくるようである。息の合った二人の演奏をお楽しみください。


  ー さくらさくら

 有名な日本古謡。一周目は駒掛けという技法を用い箏のような澄んだ音で、二周目は三味線らしい響く音で演奏します。高級料亭のような雰囲気をお楽しみください。


  ー りんご節

 青森県名物のリンゴが成長し、出荷されるまでの様子を自然豊かな青森の四季とともに唄った民謡。戦前戦後に流行したお国自慢などを唄った民謡を創作する新民謡というジャンルのなかで誕生した。作曲は「津軽音頭」「鯵ヶ沢甚句」など多くの津軽民謡を整理・作曲し広めた津軽民謡の父、成田雲竹によるもの。

手拍子とお囃子「どっこいどっこいどっこいなぁ」を一緒にお願いします!!


  ー 東京音頭

 日本民謡で最も有名であるといっても過言ではない曲。盆踊りはもちろん、東京オリンピックの閉会式や球団の応援歌など聞く機会は多い。新民謡ブームのなかで誕生し、もとは「丸の内音頭」と呼ばれた。手拍子お願いします!!


ー 津軽甚句

 甚句とは七七七五の形式の唄の分類のことだが、そうでなくてもなんとなく甚句の名がついていることも多い。成田雲竹により整理された曲の一つで、盆踊りの曲としても知られる。「どだればち」とも呼ばれるが、これは津軽弁で「どこのどいつだ」という意味。

こちらも手拍子とお囃子「ほーいほい」を一緒にお願いします!!



14曲目

◼︎鼓動

 吉田兄弟さん作曲の現代曲。津軽三味線の最大の特徴である、重厚感のある音色がまさに鼓動を感じさせる。海外のWiiのCMで用いられた。


15曲目

◼︎IWAKI (津軽じょんがら節 合奏)

 栗原武啓先生作曲の津軽じょんがら節。弦音巴のオリジナル曲であり代表曲。毎年行われる世界大会や全国大会ではこの曲を演奏し、昨年の滋賀全国大会では準優勝を果たした。今まで一番練習してきた集大成の一曲!



◼︎講師紹介

栗原 武啓

1973年 7月27日 横浜生まれ。

幼少の頃より津軽三味線に触れながら育ち、舞台などにも立ち演奏生活を送る。

日本を代表する先生方に技術の手ほどきを受けプロ活動を20歳の頃より開始する。

現在は栗原武啓 津軽三絃会を立ち上げ後世の指導を行い、コンサート、イベント、様々な演奏活動を行っている。



◼︎コラボ団体紹介

明治大学津軽三味線響

津軽三味線響は、2013年創立の明治大学公認のサークルです。

全国的にも珍しい、津軽三味線を専門とした和楽器団体で、学内のイベントや学外の福祉施設・イベント等での演奏をメインに活動しています。

現在は60名ほどのサークル員が所属しており三味線を通じて交流を深めるをモットーに和気あいあいと活動中。

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